「毎日の繰り返し作業を自動化したいけど、プログラミングは難しそうで手が出せない」 「ChatGPTとMakeを連携させると便利と聞いたけど、どこから始めればいいかわからない」
そんな悩みを抱えていませんか? ChatGPT(チャットジーピーティー)とMake(メイク)を組み合わせると、メール処理・議事録作成・レポート生成などの業務を、プログラミング知識ゼロで自動化できます。 この記事では、ChatGPTとMakeの基本的な連携方法から、今日から使える活用事例3選、料金・設定手順まで初心者の方にもわかるように丁寧に解説します。 「難しそう」と感じている方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
ChatGPT×Makeで何ができる?組み合わせの仕組みを理解しよう
ChatGPTとMakeはそれぞれ単体でも強力なツールですが、組み合わせることで「考える自動化」が実現できます。
- ChatGPT:文章の生成・要約・翻訳・分析など「考える」処理を担う
- Make:アプリとアプリをつなぐ「動かす」処理を担う
Makeでは「シナリオ(Scenario)」と呼ばれる自動化フローを作ります。 シナリオはブロックを視覚的につなぐだけで作れるため、プログラミング不要で複雑な自動化が組めます。
たとえば「Googleフォームに問い合わせが届いたら、ChatGPTが内容を要約して、Slackに通知する」といった自動化が数十分で完成します。
ZapierとMakeの違いや使い分けを先に確認したい方はこちらもどうぞ。
→ Zapierの使い方完全ガイド!ノーコードで業務自動化を始める5つのステップ
Makeの料金プランと無料でできることを確認しよう
ChatGPT×Makeの自動化を始める前に、Makeの料金と無料プランの制限を確認しておきましょう。
Makeの料金プラン(2026年3月時点)
| プラン | 月額料金(年払い) | 月間オペレーション数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 1,000 | アクティブシナリオ2件まで・15分間隔 |
| Core | 約$9〜 | 10,000 | シナリオ無制限・1分間隔・APIアクセス |
| Pro | 約$16〜 | 10,000 | 優先実行・カスタム変数・高度な機能 |
| Teams | 約$29〜 | 10,000 | チーム管理・共有テンプレート |
| Enterprise | 要問い合わせ | カスタム | 高度なセキュリティ・専任サポート |
※料金は米ドル建て・年払いの場合の目安です。公式サイトをご確認ください。為替レートにより日本円での金額は変動します。
無料プランでできること・できないこと
無料プランは月1,000オペレーション(処理回数)まで、アクティブなシナリオは2件まで使えます。 小規模な自動化を試すには十分ですが、ChatGPTとの連携を含む複数モジュールのシナリオは1回の実行で複数オペレーションを消費するため、本格活用にはCoreプラン(月約$9〜)へのアップグレードが現実的です。 まずは無料プランで操作感を試してから、移行を検討してください。
ChatGPT×Makeの基本的な設定手順
ここではMakeでChatGPTを使うシナリオの基本的な作り方を解説します。
MakeとChatGPT(OpenAI)を連携させる手順
ステップ1:Make(make.com)にアクセスしてアカウントを作成する(Googleアカウントで登録可)
ステップ2:ダッシュボードの「Create a new scenario」をクリックする
ステップ3:画面中央の「+」ボタンをクリックして最初のモジュール(トリガー)を選択する 例:「Google Forms」を選んで「Watch Responses(新しい回答を監視)」をトリガーに設定する
ステップ4:Googleアカウントと連携し、対象のフォームを選択する
ステップ5:次の「+」ボタンをクリックして「OpenAI(ChatGPT)」モジュールを追加する
ステップ6:OpenAIのAPIキーを入力してMakeと連携する → APIキーはOpenAIのアカウントページ(platform.openai.com)から取得できます
ステップ7:ChatGPTへの指示(プロンプト)を入力する 例:「以下の問い合わせ内容を3行で要約してください:{{フォーム回答}}」
ステップ8:出力先のモジュール(Slack・Notion・Gmailなど)を追加して設定する
ステップ9:「Run once」でテスト実行して正常に動作することを確認し、スケジュールを設定してシナリオをONにする
ポイント: MakeはZapierと比べて視覚的なフロービルダーが特徴です。 ブロックをドラッグでつなぐ感覚で複雑な条件分岐も作れるため、自動化に慣れてきたら積極的に活用してみてください。
ChatGPTへの指示(プロンプト)の書き方を磨くと自動化の出力品質が上がります。
→ ChatGPTプロンプトとは?初心者でも使える書き方と実例20選【完全ガイド】
ChatGPT×Makeの活用事例3選
活用事例①:問い合わせフォームの回答をChatGPTが要約してSlackに自動通知する
シナリオの流れ: Googleフォームに問い合わせが届く → MakeがChatGPTに転送 → ChatGPTが内容を要約 → Slackの指定チャンネルに自動通知
Before / After: Before:フォームに届いた問い合わせを確認して内容をSlackに転記するまで1件あたり平均8〜10分かかっていた
After:Makeで自動化後、フォーム受信から1分以内にSlackへ要約が届くようになった。1日10件の問い合わせで月換算すると約30〜40時間の作業が削減された
プロンプト例: 「以下の問い合わせ内容を3行以内で要約してください。【件名】【要件】【緊急度(高・中・低)】の形式で出力してください:{{フォーム回答}}」
この自動化は営業・カスタマーサポート・採用担当など問い合わせ対応が多い職種に特に効果的です。
活用事例②:会議メモをChatGPTが議事録に変換してNotionに自動保存する
シナリオの流れ: Slackに会議メモを投稿する → MakeがChatGPTに送信 → ChatGPTが議事録形式に整形 → Notionの指定データベースに自動保存
Before / After: Before:会議後に手動で議事録を作成・Notionに入力するまで毎回45〜60分かかっていた
After:会議中に箇条書きでメモしてSlackに投稿するだけで、5〜10分以内にNotionに整形済みの議事録が保存されるようになった
プロンプト例: 「以下の会議メモを議事録形式にまとめてください。【決定事項】【アクションアイテム(担当者・期限付き)】【次回確認事項】の3項目で整理してください:{{メモ内容}}」
議事録をAIで自動化する方法をさらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
→AIで議事録を5分で自動作成する方法!おすすめツール比較とプロンプト完全ガイド
活用事例③:スプレッドシートのデータをChatGPTが分析してレポートをメールで自動送信する
シナリオの流れ: 毎週月曜9時にMakeが自動起動 → Googleスプレッドシートからデータを取得 → ChatGPTがデータを分析 → 分析レポートをGmailで担当者に自動送信
プロンプト例: 「以下の売上データを分析して、先週比の増減と注目すべき傾向を3点にまとめてください。各ポイントに改善提案も1つずつ添えてください:{{スプレッドシートデータ}}」
毎週の定例レポート送付が完全自動化されるため、レポート作成にかけていた時間をゼロにできます。 スケジュール機能を使えば「毎週月曜9時」「毎月1日」など好きなタイミングで自動実行できます。
良い例・悪い例:ChatGPT×Makeで失敗しないための設定ポイント
ChatGPT×Makeでよくある失敗パターンと、うまくいくパターンをまとめます。
❌ 悪い例:シナリオを一度に複雑に作りすぎる 「フォーム回答の要約→Slack通知→Notion保存→メール送信→スプレッドシート記録」を1つのシナリオにまとめようとして、設定が複雑になり途中でエラーが出ても原因の特定ができなくなってしまう。
✅ 良い例:まず2〜3モジュールのシンプルなシナリオを1本完成させる 「フォーム回答→ChatGPT要約→Slack通知」の3モジュールだけで動くシナリオを先に完成させる。テスト実行で正常動作を確認してから、必要に応じて機能を追加していく。
Makeは視覚的にフローを確認できるため、シンプルに始めて少しずつ拡張するのが成功の近道です。 プログラミングと同じで「動くものを作ってから改善する」という考え方が自動化にも当てはまります。
ChatGPT×Makeで業務自動化を始めるまとめ
この記事では、ChatGPTとMakeを組み合わせた業務自動化の基本から、設定手順・活用事例3選・失敗しないポイントまでを解説しました。
ChatGPTとMakeの組み合わせは、プログラミング不要で複雑な「考える自動化」を実現できる強力な手段です。 Zapierよりもコスト効率が高く、条件分岐やループ処理など高度な自動化が得意なため、本格的に自動化を進めたい方に特におすすめです。
まずは今日中にこの2つを完了させてみてください。
- Makeの無料アカウントを作成してシナリオ作成画面を確認する
- 活用事例①のフォーム要約シナリオを1本作ってテスト実行してみる
ChatGPTとMakeを組み合わせた1つ目のシナリオが動いた瞬間、「こんなに簡単に自動化できるのか」という体験が業務効率化への大きな一歩になるはずです。
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